AWAもLINE MUSICもいいけど…ワールドミュージック派にはKKBOX(2015年6月25日時点での比較)

(UPDATE )

ETC

日本でも定額ストリーミングサービスがようやく本格的に動き出しましたが

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定額もしくは無料で、膨大な楽曲の中から好きなものを自由に聴ける「サブスクリプション型」と呼ばれる音楽配信サービス。

海外では2008年にスタートした「Spotify」が広く普及しており、今や7500万人以上のユーザーに利用されているそうですが、日本には未だ対応していません。

それがここへきて、5月27日にサイバーエージェントとエイベックス・デジタルによる「AWA」がサービス開始、6月11日にはLINEによる「LINE MUSIC」がスタートし、さらに6月30日はAppleによる「Apple Music」も公開されることが発表されています。
「AWA」も「LINE MUSIC」もスタートから数日で100万ダウンロードを超えたとのことで、関心の高さを伺わせます。
実際のところ、これまでにも日本で同じようなサービスはいくつかありましたが、いずれも今回ほどの大きな話題になることはなかったことを考えると、ようやく業界・ユーザー全体の関心が定額ストリーミングに向いてきた、ということかもしれません。

というわけで、早速「AWA」と「LINE MUSIC」を使ってみています。
料金など、それぞれの詳しい比較は、既に色々なサイトやブログでレポートが上がってきていますので、それらを参考にしていただくとして、ここでは「ワールドミュージック好きな人」にとってのポイントを中心に比較していこうと思います。

やっぱりまだまだです

「AWA」は見た目がおしゃれでカッコイイです。
「LINE MUSIC」は見た目がLINEっぽくてシンプル、わかりやすくて親しみやすいです。

awaline

左がAWA、右がLINE MUSIC(iPhone5sでのキャプチャ)

しかし肝心の楽曲数は…ワールドミュージック系はどちらも正直全然でした。
もっと言うとJ-POPやいわゆる洋楽ロック&ポップスもまだまだ少ない…という印象なので、どちらも「年内に500万曲」の提供を予定しているそうですが、そこにワールドミュージック系がどこまで入ってくるかと考えても…あまり期待はできなさそうですよね。

現時点での両者の違いで、他サイトではあまり取り上げられてない部分で個人的に気になったポイントを以下に簡単にまとめておきます。(2015年6月25日時点での、あくまで個人的に使ってみた印象です)

「AWA」のほうがいろいろ入ってる気が…

楽曲はレーベルやプロダクションごとの提供でしょうから、J-POPの人気アーティストの中にも、「AWA」では聴けるけど「LINE MUSIC」では聴けない(逆もまた)、みたいな状況が存在します。
例えば、わかりやすいところで言うと、「AKB48」の楽曲は、「AWA」では、初期のデフスターレコーズ時代の作品から、レーベル移籍後のキングレコードから出ている去年発売の「希望的リフレイン」までの作品を聴くことができますが、「LINE MUSIC」では今のところデフスターレコーズ時代の楽曲しか入っていません。
「コーネリアス」や「Cymbals」のアルバムも「AWA」には何枚かありますが、「LINE MUSIC」には1枚も入っていませんでした。
J-POPに関してはこの辺の差はいずれなくなっていくのではないかと思いますが、現状の印象では「AWAにはあるけどLINE MUSICにはない」というパターンを多く目にする気がします。

検索の使いやすさも「AWA」かなぁ…

「AWA」で“ももクロ”と検索すると、「ももいろクローバー」と「ももいろクローバーZ」が表示されますが、「LINE MUSIC」では「検索結果がありません」という表示…。
どうやら「LINE MUSIC」は完全一致じゃないと引っかからないようです。
これは早急に改善して欲しいところ。


kensaku

また、アーティスト別のアルバム一覧の表示も、「AWA」ではジャケット画像の横に収録トラック数と発売年が表示されますが、「LINE MUSIC」では発売年月日のみの表示です。
アルバム丸々流しておきたいなと思って知らないジャケットクリックしたらそれはシングルで、1曲しか入ってなかった、みたいなことがあるので、できればトラック数も表示して欲しいところです。

シェア機能はさすがの「LINE」

今聴いてる曲をTwitterやFacebookでつぶやきたい!シェアしたい!
そんな時、再生中画面から直接シェアできたら便利ですよね。
その点さすがは「LINE MUSIC」、ひと目でわかるシェアボタンが再生画面上部についており、そこから「LINE(トーク)」「LINE(タイムライン)」「Twitter」「Facebook」へのシェアが簡単にできるようになっています。
一方「AWA」には、シェア機能そのものがどこにも見当たりません。

そんな感じで現状は一長一短で、まだまだこれからといった感じですが、「AWA」は利用開始から3ヶ月間は無料、「LINE MUSIC」は2015年8月9日まで無料で利用できますし、ワールドミュージックでも全世界規模のメジャーレーベルから発売されてるようなものは入ってたりしますので、お試しで使ってみる価値は十分にあるかと思います。

AWA – 音楽配信アプリ
LINE MUSIC(ラインミュージック)

ワールドミュージック派におすすめの「KKBOX」

kkbox

2004年にスタートした台湾の定額制音楽配信サービス「KKBOX(ケイケイボックス)」。
2010年にKDDIの連結子会社となり、日本では2011年にauの「LISMO unlimited powered by レコチョク」としてサービス開始。
2013年6月1日より、auだけでなく全てのユーザー向けに「KKBOX」として稼働開始しました。

というわけで、日本におけるサブスクリプション型配信サービスの中では先行組の一つです。
ポイントは、配信曲数がすでに2000万曲を超えているということ。
そして、もともと台湾発のサービスであるため、中華圏ポップス(C-POP)が圧倒的に充実していること。

現在は、台湾・香港・シンガポール・マレーシア・タイ・日本の6カ国でサービス提供されており、東南アジア圏のポップスもいろいろと入ってます。

新しめの邦楽、J-POPに関しては「AWA」「LINE MUSIC」がさすがに気合い入ってるだけあって、どちらも既に「KKBOX」では聴けないものもいろいろ増えてきてますが、ワールドミュージックメインで色んな音楽聴きたいという人は、まだまだ当分「KKBOX」でいいんじゃないかという気がしています。

Let’s music! – KKBOX

期待が高まるApple Music

apple

…とまあここまで書いてきてなんですが、最も気になるのはやはり、6月30日にスタート予定の「Apple Music」です。

提供曲数に関して、当初のプレスリリースなどでは3,000万曲以上と言われてましたが、日本版公式サイトには「数百万の曲」と書かれていることから、「AWA」「LINE MUSIC」と同程度のスタートになるのではないかとも予想されています。
これまでSpotifyやDEEZER(フランス発のサービスで世界180カ国以上で展開)が日本でのスタートに未だ至っていない理由の一つに、レコード会社や事務所の数の多さによる権利手続きの複雑さがよく挙げられてますが、それを踏まえてもAppleだけが一気にそこをクリアできるとはなかなか考えにくいので、やはりここは「AWA」「LINE MUSIC」と同程度になるという予想に現実味があります。

しかし、注目すべきは海外のインディーレーベルなどの楽曲がどうなっているのか。
これ次第で、ワールドミュージック好きにとってはもの凄く凄い、嬉しいサービスになる可能性が…ありますよね。

期待して待ちたいと思います。

Apple – Music

料金などの比較はこちらがわかりやすいです:
【比較】Apple Music / LINE MUSIC / AWA 料金・特徴・楽曲数など【まとめ】 | 男子ハック

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