【新譜紹介】MARION COUSIN & GASPAR CLAUS~地中海の歌とチェロ

MARION COUSIN et GASPAR CLAUS – Arreu arreu segadors

女性歌手MARION COUSIN(マリオン・クーザン)と、フランス人チェリストのGASPAR CLAUS(ギャスパー・クラウス)の共作アルバム『Jo estava que m’abrasava』が6月17日にリリースされています。
スペイン沿岸、西地中海に浮かぶメノルカ島とマヨルカ島の伝承歌(労働歌や恋愛の歌)を、声とチェロだけで表現した作品。とても聴き応えのある内容で凄かったのでご紹介。

MARION COUSINは2006年にスペイン・バルセロナで結成されたグループJUNE ET JIMのボーカリスト。JUNE ET JIMはイベリア半島の伝統音楽やアフリカや南米など各地の民族音楽の要素も取り入れたフォーク調の不思議な音楽を奏でる4人組で、これまでに2枚のアルバムを発表しています(こちらもおすすめ)。

GASPER CLAUSはアヴァンギャルド方面でも活躍しているチェロ奏者。2013年には日本の伝統芸能の様式をテーマに、坂本龍一や大友良英らと共演した作品を発表して話題になったことも。父はフラメンコ・ギタリストのPEDRO SOLER。

哀愁と力強さを感じさせるメロディーを、しっかりくっきりとした美しい歌声で聴かせるMARION COUSINと、深いドローンからピチカート、さらにはノイズまで、変幻自在の音色で空間を色付けしていくGASPAR CLAUSのチェロ。アヴァンギャルドな実験性を漂わせながらも、伝承歌ならではの人間味・生命力にあふれる感動的なアルバムです。

AppleMusicでも聴くことが出来ます。

マリア・デル・マール・ボネットやリュイス・リャックなどの地中海民謡~フォーク系歌手が好きな方にもおすすめです。アヴァン・プログレ~チェンバー系好きな人もきっと楽しめる…はず。是非!

たまにはこういうのも。

参考記事:
Le Saule(発売元レーベルによる紹介ページ)
Jo estava que m’abrasava, Marion Cousin et Gaspar Claus – Musiques – Télérama.fr

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